ついにJ1昇格

柏 2 - 6 甲府 (15:04/柏/12,013人)
得点者:'10 バレー(甲府)、'27 バレー(甲府)、'52 レイナウド(柏)、'53 バレー(甲府)、'68 バレー(甲府)、'69 バレー(甲府)、'86 宇野沢祐次(柏)、'87 バレー(甲府


夢のような現実。数年前は消滅の危機にあったチームが1部リーグへ昇格することが決まった。J2発足当時から「お荷物」と言われ、地元の人すら存在を知らないチーム。地域からも行政からも見放されていた。赤字は年々増え続け、連敗記録もJリーグのワースト記録を持っている。クラブハウスはもちろん決まった練習場さえ無いチーム。選手も他のJチームを解雇された寄せ集め。リーグの最下位が指定席だった。


しかし2005年12月10日、その「お荷物」には「夢を諦めない心」「努力は報われる」というプレゼントが入っており、それが今までヴァンフォーレ甲府に関わってきた全ての人達に分け与えられた。


俺はヴァンフォーレ甲府のサポーターをやっていて本当に良かったと思う。
J1昇格はもちろん嬉しいのだが、長年J2でやってきたチーム故に少し寂しい感覚もある。


山形や鳥栖とはJ2発足以来ずっとライバルでいたし、発足後に加入して来た水戸・横浜FCとは最下位争いを繰り広げた仲だ。まぁ実際には最下位争いなんて言えるものではなく、甲府がダントツの最下位だった訳だが。
ネットで他サポと交流する事もあるのだが、現J2やJ2を経験した事のあるチームのサポーターが入れ替え戦甲府を応援してくれていた。J2経験の無い鹿島や清水などの柏以外のJ1サポーターも応援してくれた。だからその人達も含めて、甲府に関わった全ての人にこう言いたい。おめでとう。


来期からはますます厳しくなるヴァンフォーレ甲府。俺に出来るのはゴール裏でハネて歌って皆で共に泣き笑うことくらい。


甲府をよろしくお願いします。