ジョバイロ

ポルノグラフィティの19枚目のシングル、ＴＢＳ系列「今夜ひとりのベッドで」の主題歌です。
この曲はポルノグラフィティ独特の皮肉と深さと切なさが上手く表現されていると思います。アゲハ蝶や狼のような曲調が印象に残ります。一見こういった曲調とは合わなさそうな歌詞が、アキヒトの声と表現によって見事にハマっています。
この曲で俺が一番惹かれた所は「あなたが気づかせた恋が　あなた無しで育ってゆく　悲しい花つける前に　小さな芽を摘んで欲しい」というサビの部分です。
解釈のしかたは人それぞれだと思いますが、俺いくつかのパターンが浮かびました。
一つは、片思いのままで終わってしまう恋
一つは、片思いだけど叶って欲しいという強い気持ち
一つは、別れた後諦められない思い
聞くたびに様々な感情が出てきました。

彼らの曲は、テレビでサスペンスドラマを見るような一方的な物ではなく、恋愛・推理・ファンタジーなどの小説を読むようなものだと思います。伝えたい・見せたいモノを押し付けるのでなく、伝えたい事を想像しながら感じ取ってそこから自分なりの感性を引き出してくれるものだと思います。

良い意味で大きなショックを受けた曲です。一度と言わず何度かお聴き下さい。