疲れた晴れた日の帰り道
17時11分
遠い西の山の上
赤と黄色とオレンジと
青と紺と真っ黒の
コントラストに目を奪われる
太陽が照らす動の時間
月が照らす静の時間
その狭間の20分
昼と夜が交代していく

黄昏と言うものだろうか
闇が覆い被さっていく
誰(た)そ彼という語源のごとく
人も色も塗りつぶされる

移り変わる自然の風景
移り変わる人間の心情
その片鱗と感じたものが
今映った空なのだろう