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　２５日午前９時１８分ごろ、兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線塚口―尼崎駅間で、宝塚発同志社前行き快速電車（７両）の前５両が脱線し、１、２両目は線路脇のマンションに激突、大破した。
　電車には乗客約５８０人が乗っており、尼崎東署によると、同日夜までに乗客計５４人の死亡を確認、負傷者は４１７人に上っている。
　１、２両目には、多数の乗客が閉じ込められ、夜になっても１両目の救助活動が続いている。
　死者数は、１９９１年５月、滋賀県で起こった信楽高原鉄道での事故の４２人を上回り、平成に入って最悪の鉄道事故となった。
　県警によると、男性３０人、女性２４人の死亡が確認された。事故現場には、応急処置をするテントも設営され、ガラスの破片が刺さったり、服を血で真っ赤に染めたりした乗客らが担架で次々と運びこまれ、計３３病院に搬送された。
　電車は非常ブレーキをかけた後に脱線。１、２両目が線路東側にあるマンション「エフュージョン尼崎」（９階建て、４７室）北側の立体駐車場をなぎ倒したうえ、マンション１階に激突し、折れ曲がった。
　県警や同社によると、快速電車は現場手前の伊丹駅で約８メートルオーバーランし、バックして停車。約１分３０秒遅れで運行していた。
　現場は右カーブで、制限速度は時速７０キロ。県警の聴取に対し、快速電車の松下正俊車掌（４２）は「いつもより速度が出ている感じがした」と証言している。

　
　俺は２年間ばかり兵庫県に住んでいた事があります。この事故のあった路線を利用した事もあります。俺が初めてこの事故の事を聞いたとき、おおよその事故現場の位置が分かりました。自分の知っている場所でこのような惨事が起きたのはとても心苦しいです。知り合いが巻き込まれていないか心配です。生存者を早く助け出して欲しいと願うのだが、俺は何も手助けする事ができずただここに自分の思いを書いている、それが悔しい。
　せめて犠牲者の方の御冥福だけでも祈らせてください。