ゆっくり流れる時間の中で

kanata-o2005-10-23

今日は一日ゆっくりと過ごしていた。
テレビを見ると六本木ヒルズに住む人の話をやっていた。

俺が今住んでいる所はとても空気が良く、静かな環境で騒音も無く夜には虫の音が響く。水は水道水だが、都会のそれとは比べ物にならないほど旨い。だが生活の利便性は悪い。車が無いと買い物もしにくく、駅も遠ければ走る電車の本数も少ない。生活に困るほどでは無いが、少しコアなアイテムが欲しくても簡単には手に入らない。職業も種類が少なく、今転職のための情報収集をしているのだが、やりたい仕事はここに無い。
遊びと言うものはとても重要で、仕事や人間関係で溜まったストレスを開放してくれる。だがその遊ぶ場所にもこの地は困る。もうほとんど遊び尽くしてしまった感もあるのだが、採算の見込めないこの土地は企業が進出せず、発展していかない。

この地は年を取ってから住むのにはうってつけであるとは思うのだが、今の俺には少しばかり厳しい場所だと思う。
自分に合った仕事を見つけに外に出たい気持ちは強いのだが、家の跡継ぎ問題やらなんやらで思いとどまっている。

学生時代にもっと自分の人生について考えておけば良かったと思った。
だがまだ年齢的には挑戦することが出来るはずから、絶望する前に少しでも理想に近づいて行こうと思う。


※写真は俺の現在の住所では無く、以前住んでいた関西某市です。