日常と言う時間の中で、急に思い出す景色がある
生きようとする仕事の後で、すぐ行きたくなる場所がある
学生時代に過ごした街、道、部屋
楽しく生きていた18・19・20

授業もテストもあったけど、そこならみんなと会えていた
課題も喧嘩もあったけど、そこならうまくやれていた
試験明けの日曜日、空は晴れて澄んでいた
近所の山に友達と登り、頂上で寝転んで空を見た
甲山(かぶとやま)と言う字が読めずに
甲山(こうざん)と読んで恥ずかしい思いをした

土曜日の前日の20時にNの部屋に集合
みんなで酒飲みエロ話、テレビで虎軍の試合を見ながら飲みまくる
いい感じで酔ってきたら近所のカラオケでオールナイト
結局そこでも飲んじゃって無駄に盛り上がる奴と寝だす奴
とにかく歌って騒いで電話が鳴る、気づいたらもう朝だった
フラフラしながら自分の部屋へ自転車こいで帰って行った

テスト前日、Nの部屋で真面目に勉強会
少しやる気になったところで、冷蔵庫から出てきた例の缶
そこから結局いつものパターン
テスト当日俺だけ遅刻した

今から見ると天国そのもの
今となっては幻そのもの
今したいことは武庫川でランニング
今したいことは出席の返事